十三や

“つげぐしの (9)と(4)を足して 十三や”
昔から櫛屋を表す屋号として各地で用いられたのが「十三や」です。

明治8年創業。現在は5代目がこの屋号を受け継いでおられます。

素材の黄楊(つげ)は南九州の指宿産の樹齢30年以上のつげ原木の中から選別し、製材、燻蒸(くんじょう)して櫛の生地にします。それから寝かすこと10年以上。
つげの木を板にして歯を入れ、気の遠くなるような手仕事で櫛にまで仕上げるという一貫生産のお店は、京都では 十三や だけです。