浅井忠 木版画 大津絵 瓢箪鯰
¥6,600明治期の洋画家として知られる浅井忠が大津絵をオマージュ
浅井忠の木版図案集「黙語図案集」(明治41年 芸艸堂刊)の中皿図案大津絵より、観賞用木版画に現代の摺師によって摺り上げました。
瓢箪で鯰を押さえようとするところ。もとは禅の公案(禅問答)に由来する。口の小さい瓢箪に大きくてぬらぬらする鯰を捕らえようとするのは要領を得ないことで、のらりくらりとした人の心を諷刺したものであるともいわれています。
将軍足利義持が画僧如拙に描かせた禅画瓢鯰図(国宝)が、京都妙心寺にあります。その図では襦袢姿の老僧が瓢(ひさご)を手にして鯰を押さえ捕ろうとしていて、猿は登場していません。大津絵は、それを猿に置き換えユーモラスに。
*大津絵
江戸時代初期から明治にかけて東海道五十三次の大津の宿場(滋賀県大津市の追分、大谷)で制作され、お土産物として売られていた民画。名も無き画工たちが書き始めたのが始まりで、信仰の対象となる仏を描いた画からはじまり、日常を描く風俗画やユーモアあふれる戯画などの要素を取り入れ、独自に発展していったとされています。その多くの絵柄は風刺、教訓の意味を持っています。京都に近く旅人も多い土地柄、お土産物や護符として好まれたようです。
*浅井忠 / 1856~1907
明治期の洋画家として知られる浅井忠(Asai Chu)。佐倉藩の江戸屋敷で生まれる。イタリア人のフォンタネージに西洋画を学ぶ。神田に研究所を開き、山本芳翠などと明治美術会を起す。その後フランス留学し、日本の西洋美術を牽引。帰国後、京都高等工芸学校首席教授。また関西美術院を開き、京都の洋画壇の活性化と発展に尽力する一方、自ら図案や工芸の制作にも精力的に取り組み、当時の京都の工芸界に影響を与えた。
| 商品名 |
浅井忠 木版画 大津絵 瓢箪鯰
| 分類 |
木版画
| 仕様 |
鳥の子和紙
*ピクチャーフレームなしの商品です。
| 実寸サイズ |
約 幅27cm × 35cm
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